こめる です!
日本のフリマアプリ市場の中で圧倒的なシェアを占めるメルカリ。
スマホひとつで不用品を手軽に出品し売買することができます。
ところで、メルカリで得られた所得と税金の関係はきちんと理解していますか?
気軽に始めたメルカリで、実は確定申告が必要になることもあります。
この記事では、メルカリで得られた所得と税金の関係について、初心にも分かりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
税金の基本

所得の種類
メルカリで得られた所得は「非課税所得」「譲渡所得」「雑所得」に分類されます。
以下、それぞれ簡単に説明します。
上記のとおり、メルカリユーザーのほとんどが、「生活に通常必要な物品」を売却していると思われますから、その場合は税金が非課税です(私も非課税ユーザーです)。
ちなみに「生活に必要な物品」とは一般的に以下のことを指します。
→衣類全般(洋服、和服、下着など)
→靴、バッグ
→帽子、マフラー、手袋
→一般的なアクセサリー
→時計
【家具・家電製品】
→タンス、ベッド、テーブル、椅子、ソファ
→テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、掃除機
→照明器具、電話機、時計
【書籍・趣味の品】
→本、雑誌、漫画
→CD、DVD
→ゲームソフト、ゲーム機本体
→スポーツ用品
→楽器
→子供のおもちゃ、ベビー用品
【日用品・雑貨】
→食器、調理器具
→文房具
→掃除用具
税金がかかる所得とは
メルカリで生活に通常必要な物品を売却しても税金はかかりませんが、その取り引きが「譲渡所得」や「雑所得」にあたる場合は税金がかかります。
税金は「所得」にかかってきます。
ここで言う「所得」とはメルカリの「売上」から「販売手数料」と「送料」を引いたものです。
確定申告が必要なケース

税金を納めるためには確定申告をする必要があります。
ここからは確定申告が必要なケースを紹介していきます。
譲渡所得にあたる場合
貴金属、宝石、美術品、骨とう品など生活に通常必要でない「高額な物品」を売却した場合は譲渡所得にあたります。
「高額な物品」の価格目安は1個または1組¥30万(利益ではなく売却価格)となります。
例えば以下の物品は対象となる可能性が高くなります。
譲渡所得は、(メルカリでの売却価格)ー(物品の購入費用)ー(譲渡費用:メルカリでの手数料、送料など)で計算されます。
なお、譲渡所得には年間¥50万の特別控除があります。
よって、1月1日~12月31日に発生した譲渡所得の合計が¥50万以下であれば、確定申告は不要ということになります。
雑所得にあたる場合
次に、自宅の不用品を処分するのではなく、利益を得ることを目的として商品を仕入れ、継続的に販売する場合(せどり)についてです。
この場合は「雑所得」となり、金額によっては確定申告の対象となることがあります。
会社員(給与所得者)の場合
メルカリでの雑所得が年間¥20万を超える場合に確定申告が必要となります。
なお、メルカリでの所得が¥20万以下であっても、他の副業(アフィリエイト収入、ブログ収入など)と合わせて¥20万円を超える場合は確定申告が必要となるため要注意です。
学生、年金受給者など
学生、年金受給者などで他に主な所得がない場合は、メルカリでの所得が年間¥95万(基礎控除額)を超える場合に確定申告が必要となります。
ただし、パートやアルバイトなど短時間労働を行っている場合は、会社員と同様、給与所得者とみなされます。
この場合は年間¥20万を超えると確定申告が必要となります。
事業所得として認められる場合
メルカリでの販売が本業として認められる場合(メルカリで生計を立てている、事業として独立していると客観的に判断できる場合など)、メルカリでの所得は「事業所得」となります。
この場合、所得の規模に関わらず、青色申告や白色申告を行う必要があるため、原則として確定申告が必要となります。
よくある質問
最後に、メルカリと税金に関してよくある質問を紹介します。
会社員の確定申告の要件を教えてください
会社員やアルバイトなど他に給与所得がある場合であっても、生活に通常必要な物品を売却しているのみであれば確定申告は必要ありません。
ただし、「せどり」で利益を得ている場合で、メルカリの利益を含む雑所得の合計額が年間¥20万を超えると、所得税の確定申告対象となります。
所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税の申告が必要となる場合がありますので、詳細はお住まいの自治体にて確認するようにしてください。
給与所得のない学生でも確定申告は必要ですか?
会社員と同様、生活に通常必要な物品を売却しているのみであれば確定申告は必要ありません。
ただし、「せどり」で利益を得ている場合で、メルカリの利益を含む雑所得の合計額が年間¥95万を超えると、所得税の確定申告対象となります。
確定申告を行わないとどうなりますか?
確定申告が必要なのに申告しない場合、無申告加算税、延滞税、重加算税などペナルティが課される可能性があります。
税務署はメルカリなどのフリマアプリの取引情報を把握しています。
確定申告の対象となる場合は、必ず行うようにしてくださいね。
おわりに
今回は「メルカリで得られた所得と税金」について書いてきました。
生活に通常必要な物品の売却によって得た利益であれば税金はかかりませんが、1個あるいは1組30万円以上の高額商品を売買している場合や、「せどり」で継続的に利益を得ている場合は、確定申告が必要となることがあります。
対象となる場合は必ず確定申告してくださいね。
それではまた・・!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メルカリをこれから始めるという方はこちらから↓
招待コードを使って500ポイントゲットしよう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コメント